英君酒造がある静岡県庵原郡由比町は、西に静岡市、東に富士市があり、山と海にはさまれ平地の幅が狭く、東海道の宿場町として古くから栄えていました。宿場町だった頃の面影をとどめている町並みで、北東には世界遺産の富士山がそびえ、すぐ南には桜エビが有名な駿河湾が広がっています。桜エビやしらす、蒲鉾に黒はんぺん等、お酒のつまみには事欠かない、愛飲家とグルメにはとてもうれしい町といえるでしょう。 「英君」の杜氏を務めるのは、岩手県花巻市出身の南部杜氏「古川靖憲」氏です。 全国新酒鑑評会において金賞2回、入賞2回、また南部杜氏自醸酒鑑評会においては「10年連続入賞」の名杜氏です。 平成11年には名古屋国税局新酒鑑評会(東海4県の新酒鑑評会)において第2位を獲得し、平成13年には南部杜氏の鑑評会において「花巻市長賞」を獲得。更に全国新酒鑑評会では「金賞」を獲得した名杜氏です。 「英君」で使用している仕込み水は、桜野沢という、良水の湧出する山を買い求め、ここから水を引き込んでいます。仕込みの天敵である鉄分を徹底的に除去し、その水質にも拘っています。 使用する酒造好適米は「兵庫県産山田錦」、「福井県産五百万石」、「長野県産美山錦」を使っています。最新鋭のコンピュータ精米機を導入し、ていねいに自家精米しています。