宮島酒店は、長野県の南部・南アルプスと中央アルプスに挟まれた伊那盆地の中心部に位置する蔵です。 「斬九郎(ざんくろう)」と名付けられたこの酒は、和紙の豪快なラベルが印象的なそれは口に入れると味が広がる芳醇酒でありながら飲み疲れせず後半綺麗に切れ上がり、さっぱりた余韻が後口に広がります。料理を引き立てながらお酒も楽しむことができる究極食中酒としての完成された形といえます。この酒が世に出るまでには味わい豊かな辛口酒(芳醇辛口)にかけるこの蔵の執念がありました。 それは 八十年代の『水のような』と形容された端麗辛口ブームへの疑問から、味のある辛口酒をめざして純米造りの辛口酒を造り始めたことに始まります。当初の酒は醸造技術の未熟から角がある酒で飲み手を選ぶ酒だったといいます。 しかし、その後、麹を手造りに戻したり、米の精米歩合を上げるなどの着実な改良が実を結び平成11年度の酒造りで遂に劇的な変化が訪れました。 その酒は、しぼりたての原酒にもかかわらず旨味が豊かなで柔らかい酒で試験出荷してところあっという間に完売したということです。
含み香が一段と深く芳醇に感じられキレも鮮烈に進化。美山錦らしいラズベリーのような果実香豊かに米の味わいがしっかり表現されており、芳醇辛口酒の良さがうまく表現されています。 「長野県の伊那市、中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那盆地に位置する蔵。酒造公的米”美山錦”の産地と有名なこの地区の中でアルプスの山裾で契約した農家での低農薬栽培による”こだわり”の米を使う。 その米の旨味と手造り麹、そして11号酵母の力を最大限に引き出した辛口原酒造りによって究極の芳醇辛口酒を形にした。今年日本酒業界に現れた超新星それが斬九郎です。」